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Webサイトのリニューアル、必要性は本当に高いですか?

2022.06.02

こんにちは、Webディレクターの藪内 恭亮です。
ありがたいことにリガデルでもWebサイトのリニューアルをご相談いただくことが増えました。

ただ、2022年からは小規模事業者持続化補助金のWebサイトへの利用が今までと条件が変わってしまいました。
これまでより補助金額の上限が下がってしまいましたので、昨年までと同じような使い方は難しくなりました。

だからこそWebサイトのリニューアルは、
◆本当にリニューアルをする必要があるのか?
◆リニューアルをすることで自社のビジネスに好影響を与えることはできるか?
についてこれまで以上に検討する必要があります。

Webサイトのリニューアルには目的が必要不可欠

Webサイトをリニューアルする際には、その目的がはっきりしている必要があります。

  • 「作ってから結構経つから」
  • デザインが古くなってきたから」
  • 「補助金で安く作れるみたいだから」

上記のような理由でリニューアルを行っても、なんの効果も発揮しないケースが多いです。
むしろ多少なりともリニューアルには費用がかかりますので、コストだけがかかってしまう場合もあります。

Webサイトは上手く使えば利益を生み出します。
せっかくリニューアルするのであれば、利が出るWebサイトにしたいものです。
今回はリニューアル時に必要不可欠な「リニューアルする目的」について詳しく記載します。

なんのためにWebサイトを持っているのかを再確認

Webサイトを持つ目的は様々です。

  • 起業に際して、ひとまず名刺代わりになるWebサイトを用意した
  • 売上・集客アップのためにWebサイトを作った
  • クライアントからの信用力向上のため、Webサイトを制作した
  • 新卒や中途採用にWebサイトを利用しようと考え準備した

Webサイトを制作した当時に掲げていたWebサイトの目的を思い出してみてください。
そして現状のWebサイトは、その目的を達成できたでしょうか?
達成できた方も、そうでない方もいらっしゃるはずです。

では、当時の目標を達成できてない場合は、同じ目的で再度リニューアルをしなければならないのか、というとそうではありません。
企業を取り巻く環境は刻々と変化しており、変化に対応していくにあたっては当時の目標を継続することが正しいとは限らないからです。

ただし、当時の目的が達成できていない場合は、必ずどこかに達成できなかった原因があるはずです。
目的を振り返ることで、失敗の原因を見つけ出し、同じ轍を踏まないように心構えをしておく必要があります。

Webサイトをリニューアルして達成したい目的は何かを考える

当時の目的や目的達成ができなかった原因の振り返りができたら、改めてリニューアルの目的を検討してみましょう。
事業の現状を鑑みて、どのような目的を達成したいのかを検討します。

  • 起業から月日がたち、名刺代わりのWebサイトから集客サイトへリニューアルしたい
  • スケールアップのために人材をWebサイトを使用して募集したい
  • これまで集客をポータルサイトに依存してきたが、自社サイトで行うことで、利益の向上を目指したい
  • ステークホルダー向けに情報公開が自社で手軽に行えるWebサイトにしたい

まずは上記のようなざっくりとした目的で構いませんので、リニューアルをしたい目的を決めます。

ざっくりとした目的が決まったら、企業の現状や会社としての目標を鑑みつつ、定量的な目的に置き換えましょう。
例えば、

  • 集客サイトへリニューアルし、1年間の新規顧客獲得数100件を達成する
  • 採用に力を入れたサイトを制作し、サイトからのエントリー数を半年後までに30件獲得したい
  • ポータルサイト依存の集客を脱却し、年間の利益率を10%向上させる
  • 外注依存の情報発信から自社での情報発信に切り替えることで、更新の外注費0を目指す

のように、ざっくりとした目的の中に数値目標を入れ込みます。

もちろん数値目標は達成不可能な目標では意味がありません。
社内の体制や企業を取り巻く現状の理解の元、頑張れば届きうる数値目標である必要があります。

目的達成への最適な手段がWebサイトのリニューアルなのかを検討する

目的が決まったからすぐリニューアルを!はオススメしません。
次に、「目的達成は、本当にリニューアルが最適解か」について検討すべきです。

例えば、美容室の経営者が「利益率向上のためポータルサイト依存の集客からの脱却」を目的と設定した場合、確かにWebサイトから予約を集めることができれば目的を達成することができるように思えます。
しかし、Webサイトで予約を集める場合、最低でも下記のコストを検討しなければなりません

  • 使い慣れたポータルサイトからWebサイトへ予約形式を変更したことで、従業員が画面操作を覚えるまでの学習コストがかかる可能性
  • Webサイトで集客するための金銭的・人的コストが継続して必要になる可能性

リニューアルすることで運用のコストがどのくらい必要かを把握せずにリニューアルしてしまうと、結果的に利益率が下がってしまう可能性があります。

上記のような問題点を解消するには、いくつかの方法が考えられます。

  • そもそもWebサイトのリニューアルではなく、公式LINE等を用いて予約ができるようにして、集客窓口は店頭での公式LINE等の案内とする
  • Webサイトのリニューアルを行ってもポータルサイトは継続する。自社サイトのみ使えるクーポン等を発行して店頭で案内し、リピーターの予約をポータルサイトから自社サイトへ徐々に移行してもらう
  • 現在利用しているポータルサイトのプランを変更する

上記以外にもいくつか方法はあるかと存じます。
とりうる選択肢の中で、自社にはどの方法が最適かを検討しましょう。

リニューアルを検討するタイミングはいつ?

ここまでリニューアルをしたいと既にお考えの方向けの内容でしたが、「そもそも自社のWebサイトってリニューアルしたほうがいいの?」とお悩みの方もいらっしゃると思います。

Webサイトにはリニューアルを検討すべきタイミングがあります。
もし、リニューアルすべきか分からないという方は、是非下記を参考にしてみてください。

情報を伝えたいターゲットが変わったとき

一番わかりやすいタイミングは「Webサイトを通じて情報を伝えたいターゲットが変わったとき」です。
例えば

  • 名刺代わりのWebサイトで銀行や名刺交換した相手しかWebサイトを閲覧する機会はなかったが、今後は自社を知らない人に向けて情報発信を行い、集客へつなげたい」
  • 自社の主力商品のターゲットが50代以降の女性から30代女性に変わった
  • 過去の訪問者はパソコンからばかりだったが、最近は大半がスマートフォンからの閲覧にも関わらず、Webサイトがスマートフォンに最適化されていない

などが挙げられます。

情報を伝えたいターゲットが変わった場合、概ねWebサイトは「以前ターゲットとしていた方向けのデザイン・構成」になっています。
そのためターゲットが変われば、新しいターゲットに向けたデザイン・構成に変える必要があります。

Webサイトで新しい施策を行いたい場合

Webサイトでこれまで行ってきた施策を変更したり、新しく追加したい場合もリニューアルを検討すべきタイミングです。

  • <これまでWebサイトでは新規顧客獲得に向けた施策を行ってきたが、今後はLTV向上のためリピーターやファンを増やしたい
  • ターゲットに変更はないものの自社の事業が発展し、訪問者に訴求したいイメージが変わった

上記のように、Webサイトを通じたコミュニケーションの質や方法を変えないといけない場合、リニューアルを検討すべきタイミングです。
キャッチコピーやデザインといった表現面はもちろん、コンテンツとしてどのような内容を発信していくべきかも様変わりしている可能性が高いからです。

ワークフローを改善したい場合

Webサイトを通じたワークフローの改善を図りたい場合も良いタイミングです。

  • 名刺代わりのWebサイトで、そもそも自分で更新できるようになっていない
  • これまでWebサイトでの情報発信は専任の担当者が行ってきたが、今後は各部署がそれぞれ必要な内容を自分たちで発信できるようなシステムに変えたい
  • システムが古くなってしまい、運用にも保守に様々なコストがかかるようになった

新しいシステムへ切り替えを行うことでワークフローやコストが大きく改善する可能性があります。
また更新担当者の作業時間が減ることで、日々の更新ではなく大局な視点でWebマーケティングの施策を検討・実施する時間を作ることができます。

リニューアルを制作会社任せで考えてるうちは効果を出すのは難しい

ここまで、Webサイトのリニューアルに際して目的の重要性や検討すべきタイミングについて説明してきました。
ここまで読んで「自社はWebサイトリニューアルのタイミングだ!」とお考えの方もいるかもしれません。
せっかく費用をかけてリニューアルするのであれば、当然目的を達成できるWebサイトへリニューアルする必要があります。

リニューアルを検討する際、方法は大きく分けて2つあります。
自社でリニューアルする際に障壁となりやすいのが、主に以下の2つです。

  • 自社に専門の部署がない場合、人的リソースが不足し、リニューアルが進まない
  • 制作や効果を出すための施策に対するスキルや知見が、制作会社等と比較すると不足している場合がある

内製した方がコストを抑えられるように感じますが、社内に専門部署がない場合、リニューアル担当者も普段は別の仕事を抱えているはずです。
担当者はリニューアルも通常業務も抱えることになるため、結果的にリニューアルのコストパフォーマンスが低くなったというケースもあります。

では、制作会社等へ依頼すれば万事解決かというと、そうでもありません。
制作会社へ依頼する際に念頭に置いておくべきことがあります。

制作会社は制作のプロであって、貴社のビジネスのプロではない

確かに制作会社へ依頼すれば、仮に丸投げであっても見栄えだけはそれなりのものが出来上がります。
制作会社は制作のプロですので丸投げしても、一見すると良さそうなWebサイトを作ることは可能です。
ですが、そのWebサイトが果たして本当にリニューアルの目的を果たせるでしょうか?

制作会社は貴社のビジネスについては基本的に知識がありません。
近い業種の制作を行ったことがあれば多少の知見を持っている可能性もありますが、それでも貴社については無知です。

同業他社の抱える問題点がそのまま貴社の問題点であったとしても、同業他社と貴社で事業規模も既存クライアントもターゲットもメインとなる市場も、取り巻く環境が全部一緒ということはあまりないのではないでしょうか?
同業他社との間に相違点がある場合、同じ問題点を抱えていても、最適な解決方法は異なってきます。
つまり、Webサイトのリニューアルに際して、掲載すべきコンテンツや情報の粒度、デザインやキャッチコピーといった表現面について、効果的な内容が異なるのです。

だからこそ、制作会社に丸投げするのではなく、依頼者として何度もコミュニケーションを取ることで制作会社に自社や自社を取り巻く環境のことを知ってもらう必要があります。

誰よりも真剣に貴社のビジネスを考えているのは、貴社自身

リガデルもWeb制作を事業として行っている立場ですので非常に言いづらいのですが、制作会社はWebサイトのリニューアルが失敗に終わっても特にダメージはありません。
「あの制作会社に依頼したけど、上手くいかなかった」という評判が流れる可能性はありますが、それだけです。

もし貴社が丸投げで制作を依頼した上に「制作会社の提案内容ならこれがベストだろう」と判断して特段の要望や修正希望も出すつもりがないという場合、制作会社にとってはコミュニケーションコストがかからない、言葉は悪いですが「適当に制作しても問題ない顧客」です。
丸投げで依頼する顧客は、そもそもWebサイトに対して熱意を持っていない場合が多く、制作会社にとってLTVが高くないケースがあります。
熱意の低い顧客に対しては、さっさと作ってあとは貴社で勝手にどうぞ、とするのが制作会社にとって最も利益率が良くなるため、扱いが粗雑になります。

一方で、Webサイトのリニューアルに失敗した場合、貴社はどうなりますか?
費用をかけて依頼したWebサイトが運用しても目的を達成できない場合、貴社は金銭的にも失った時間的にも大きなダメージです。
事業の発展速度にかなりの影響を与えてしまいます。

だからこそWebサイトのリニューアルに際しては、

  • 制作会社が想定しているコミュニケーション頻度はどのくらいか
  • コミュニケーションの方法は?
  • 事前のヒアリングにどれだけ時間をかけてもらえるか

等を事前に確認しておいた方が良いでしょう。

制作会社にも得意・不得意がありますし、ビジネスモデルも制作の進め方も千差万別です。
貴社の熱意に応えてくれる、知見や技術を出し惜しみせず貴社を超える熱意でリニューアルに臨んでくれる、そんな制作会社を探すことが重要です。

まとめ

Webサイトのリニューアルの必要性について、リガデルの考察をまとめてみました。

  1. Webサイトのリニューアルには、数字で測ることのできる目的が必須
  2. Webサイトのリニューアルを検討すべきタイミングは、ターゲットやコミュニケーションの質や方法を変更したいとき、ワークフローの改善を図りたいときが特にオススメ
  3. リニューアルが必要になっても制作会社任せにしない。制作会社と協働して進めていくことが大切

Webサイトやデザインが古いからなんとなくリニューアルする、という考えでは経費を使っただけになります。
せっかくお金を使うなら、費用をかけた以上の利が出るリニューアルにしましょう。

リガデルでは、Webサイトのリニューアルについて各種ご相談に応じております。
目的や現状をお伺いした上で最適な方法をご提案したり、運用面を見据えたリニューアルを得意としております。
Webサイトのリニューアルを検討しているけれど何から考えていけば分からないという方は、リガデルまで是非一度お気軽にご相談ください。

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この記事を書いた人

藪内 恭亮

リガデルの代表兼Webディレクター。行政書士事務所での勤務時代に、Web集客の重要性を肌で感じた経験からWeb制作やWebマーケティングについて学び、現在は中小企業や個人事業主にとって本当に必要なWebサイト・Webマーケティングを提供するためにWebディレクターとして独立。

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